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		<title>雑記＋ブックレビュー</title>
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		<description>書評というほどのものはありません。読んだ本に絡めて、日々思うことなどを書いていこうと思います。</description>
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		<title>赤い島―物語マダガスカルの歴史</title>
		<description>amazonにて購入しました。
「インド洋の十字路マダガスカル」を購入したときに、amazonから同時にお買い上げをお薦めされたので、うっかりとのってしまったものです。
届いてから少し後悔して、正直言ってあまり期待</description>
		<content:encoded><![CDATA[ amazonにて購入しました。
<br />「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-171.html" target="_blank">インド洋の十字路マダガスカル</a>」を購入したときに、amazonから同時にお買い上げをお薦めされたので、うっかりとのってしまったものです。
<br />届いてから少し後悔して、正直言ってあまり期待せずに読み始めました。
<br />
<br />日本ではあまり知られていないかもしれませんが、今年の初頭にはマダガスカルにてクーデター騒ぎが起きており、当時の大統領は現在スワジランドへ亡命中です。
<br />現在は若干35歳の実業家が暫定政権を率いておりますが、クーデターに抗議する各国からの援助がストップしてしまい、政治的、経済的に孤立を深めています。
<br />さらに、重要な外貨獲得源であった観光産業も政変によりダメージを受けており、対岸のモザンビークが内戦からの復興を果たしつつあるのとは対照的な状況にあります。
<br />前大統領も疑わしい選挙に基づいて就任を果たしていたことを考えると、マダガスカルは政情不安に悩まされ続ける典型的な発展途上国だといえるでしょう。
<br />地理的にも、周囲に存在する経済大国といえば南アフリカくらいしか存在せず、かなり苦しい状況にあると思います。
<br />
<br />本書は、マダガスカル史の入門書とも言える内容で、初心者にも分かりやすく筋道だてて解説されています。
<br />入門書とは言えども、このレベルの情報すら日本で得ることは困難なので、そういった意味においては相当貴重な本だと思います。
<br />発行が1997年とやや古く、最新の事情についてはカバーしきれていませんが、「インド洋の十字路マダガスカル」と違って比較的現代のことがらを厚く扱っています。
<br />19世紀の世界において繰り広げられた植民地争いの恐ろしさを感じることができますね…。
<br />フランス軍の侵攻により廃絶されたメリナ王朝がマダガスカルを統治した時期は、ちょうど日本の明治時代にあたります。
<br />当時の宰相らが、西欧大国を相手に限られたりソースを持って、なんとか独立を保とうとした努力を見ていると、当時の日本とよく似た状況に感じました。
<br />
<br />それなりに豊富な内容について、うまくまとまった良書だと思います。
<br />店頭で入手するのは少し難しいかもしれませんが、興味る方には強くお薦めできる本です。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4882024543" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-25T22:32:23+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-174.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-174.html</link>
		<title>日本の企業発展史―戦後復興から50年</title>
		<description>梅田かっぱ横丁の通路市にて100円で購入。
一見したときには見逃すつもりだったのですが、1990年初版の本にもかかわらず「リストラクチャリング」なる言葉が見えたので、詳しく読んでみたくなりレジへ持参しました。

本書が執筆された当時はバブル経済崩壊の直後と言うこともあり、まだまだ日本経済についての楽観的な見通しが述べられております。
「リスト</description>
		<content:encoded><![CDATA[ 梅田かっぱ横丁の通路市にて100円で購入。
<br />一見したときには見逃すつもりだったのですが、1990年初版の本にもかかわらず「リストラクチャリング」なる言葉が見えたので、詳しく読んでみたくなりレジへ持参しました。
<br />
<br />本書が執筆された当時はバブル経済崩壊の直後と言うこともあり、まだまだ日本経済についての楽観的な見通しが述べられております。
<br />「リストラクチャリング」というのは、当時はまだ、石炭や繊維業からハイテクへの転換、といった、業種の再編成の意味で使われているのですね…。
<br />終身雇用などのすでに崩壊してしまった慣習についても誇らしげに記されていますし、大規模スーパーや、稟議制度、製造現場の自主性などといった矛盾を発生しつつあることがらも好意的な扱いを受けています。
<br />そのあとの失われた10年、大幅な「リストラ」、超過労働の常態化などを目の当たりにした私にとっては、本書は相当に空しく思えます。
<br />経済の専門化だからといって、将来を予測できるわけではない、という好例だと感じました。
<br />
<br />かつての日本が、どのような浮かれ方をしていたかを見てみるためには良い資料だと思います。
<br />ただし、それ以上のものを求めるのは、なかなか厳しいのではないかと…。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4061490281" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-22T20:31:28+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-173.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-173.html</link>
		<title>エリュトゥラー海案内記</title>
		<description>日本の古本屋にて、送料込みで1290円にて購入しました。
ただし、私が購入したのは中公文庫版ではなく、昭和21年発行の生活社版です。
中公文庫版、生活社版のどちらも訳者が村川堅太郎氏なので、仮名遣いの新旧が違うだけで、恐らく内容は同じなのでしょう。
</description>
		<content:encoded><![CDATA[ <a href="http://www.kosho.or.jp/" target="_blank">日本の古本屋</a>にて、送料込みで1290円にて購入しました。
<br />ただし、私が購入したのは中公文庫版ではなく、昭和21年発行の生活社版です。
<br />中公文庫版、生活社版のどちらも訳者が村川堅太郎氏なので、仮名遣いの新旧が違うだけで、恐らく内容は同じなのでしょう。
<br />表紙見返し部分の印によると、2007年11月までは帝塚山大学図書館にあったのですが、何らかの理由で除籍されてしまった本のようです。
<br />
<br />以前読んだ「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-163.html" target="_blank">インド洋海域世界 人とモノの移動</a>」にて本書が扱われていたので、興味を持ち調べてみたところすでに絶版でした。
<br />しかも、amazonのマーケットプレイスではプレミアがついており、文庫本一冊が最安で4500円、最高値は48000円。
<br />一度は購入をあきらめたのですが、古本屋さんの店頭で見た「日本の古本屋」のことを思い出して検索してみたところ、1000円代でいくつか見つかりました。
<br />ほかの本も色々探してみたのですが、マーケットプレースより断然品揃えが良くて、とても便利なサイトですね。
<br />
<br />本書は、紀元1世紀ごろのギリシャ人船乗りが、同業者向けに紅海、アラビア海、インド洋、ベンガル湾に存在する主な港と交易物、航海する際の注意点などを記したものです。
<br />この頃までさかのぼると残っている文献自体が大変少ないのですが、本書のように学者でない人が残したまとまった文章というのは大変希少でして、学術的には大きな価値があるもののようです。
<br />私のような素人が読んでも、当時の貿易の様子について想像を掻き立てられました。
<br />ただ、やはりもともとが一般人を対象にして書かれたものではなく、基本的には各地の特徴について羅列してあるだけなので、それなりに積極的な姿勢で読まないと途中で飽きてしまうかもしれません。
<br />専門家にとってはとても貴重な本なのでしょうが、一般人にとって4500円以上払う価値があるかと言うと、ややためらわれるような内容だと思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4122020417" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-22T20:04:42+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-172.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-172.html</link>
		<title>少年少女</title>
		<description>amazonのマーケットプレイスで購入。
アナトール・フランスは、「舞姫タイス</description>
		<content:encoded><![CDATA[ amazonのマーケットプレイスで購入。
<br />アナトール・フランスは、「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4560071454?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4560071454">舞姫タイス</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=4560071454" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」が一番のお気に入りです。
<br />そのあと、全集を「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4560048819?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4560048819">シルヴェストル・ボナールの罪</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=4560048819" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4560048827?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4560048827">神々は渇く</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=4560048827" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」まで読んだのですが、そこでなんとなく飽きてしまってそれっきりになりました。
<br />「舞姫タイス」にくらべて、あとの2作はやや理屈っぽ過ぎるようにも感じてしまい…。
<br />ネットで色々見たところ、絶版ながらも本作を薦める声が多かったのと、中古でもかなり安かったので取り寄せてみました。
<br />
<br />本作は子供の視点でしか感じることのできないような、日常のごく小さな出来事を記した短編集です。
<br />一番長い作品では十数ページの分量がありますが、ほとんどの作品は2〜5ページ以内で、本当に生活の一部分を切り取った、という趣のものばかりです。
<br />三好達治のあとがきを見る限りは、どうやら子供向けにかかれたもののようですが、彼の文体を今の子供たちに理解させるのはやや苦しいように思いますね。
<br />それでも、ところどころに面白い表現、はっとさせられる展開があり、大人が読んでもそれなりに楽しめる作品群だと思います。
<br />教訓めいた結論もあるように思えるものもあるのですが、そういったことは気にせずに思うがまま読むほうがよいように感じました。
<br />
<br />とても軽く読めてしまう本です。
<br />アナトール・フランスへの入り口としてはいいのかもしれませんが、彼のよさがこれで充分伝わるかと言われると、なかなか難しいところがあるようにも思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4003254317" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-16T23:16:35+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-171.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-171.html</link>
		<title>自然と文化そしてことば〈2〉　インド洋の十字路マダガスカル</title>
		<description>amazonにて購入。
以前読んだ同じシリーズの「インド洋海域世界 人とモノの移動」が面白かったので店頭で探したのですが、もうどこでも見つかりませんでした。
分類としては書籍なのですが、年刊の雑誌のような扱いを受け</description>
		<content:encoded><![CDATA[ amazonにて購入。
<br />以前読んだ同じシリーズの「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-163.html" target="_blank">インド洋海域世界 人とモノの移動</a>」が面白かったので店頭で探したのですが、もうどこでも見つかりませんでした。
<br />分類としては書籍なのですが、年刊の雑誌のような扱いを受けているようです。
<br />かなりよいシリーズだと思うのですが、すぐに店頭から消えるのはもったいないですね…。
<br />
<br />マダガスカルもインドネシアからインド、アラビア半島、東アフリカ、ザンジバルへと続く環インド洋ネットワークの終着点として重要な役割を担っていたようですが、これについて述べた本を店頭で探すのは至難の業です。
<br />マダガスカルといえば、アイアイを始めとした固有種の宝庫として扱われることが多く、政治や人、商業などに焦点を絞ったものは、専門家の読む雑誌などでしかなかなか見つからないのかもしれません。
<br />フランス語圏なので、文庫クセジュで「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/456005696X?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=456005696X">マダガスカル</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=456005696X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」という本は出ているのですが、すでに絶版のようです。
<br />(文庫クセジュは訳が悪かったり図版が少なかったりして、読みにくいことが多いですが)。
<br />日本にとっていまのところ重要性が低い国については、ほとんど成書の形では述べられないのが実情ですね。
<br />
<br />本書は、マダガスカルについて文化や歴史、民族、言語など様々な視点から述べられている、貴重で稀有な本です。
<br />やや「インド洋海域世界 人とモノの移動」に比べると記述が薄いような気もしますが、豊富な図版と写真で楽しく読める本に仕上がっていると思います。
<br />最後のページのマダガスカル航空の宣伝を見ていると、バオバブの木を見に行きたくなってしまいました。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4862090109" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-15T22:09:14+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-170.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-170.html</link>
		<title>灯台へ/サルガッソーの広い海</title>
		<description>amazonにて購入。
「灯台へ」のほうは、以前友人に借りて読んだことがあります。
確か新</description>
		<content:encoded><![CDATA[ amazonにて購入。
<br />「灯台へ」のほうは、以前友人に借りて読んだことがあります。
<br />確か<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4102107010?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4102107010">新潮文庫版</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=4102107010" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />だったような気もするのですが、いまいち記憶は定かではありません。
<br />「サルガッソーの広い海」のほうはその作者のリースも含めて、今まで聞いたことがありませんでした。
<br />
<br />ウルフの作品全般に言えることなのですが、この「灯台へ」も、普通だったら一瞬で消えてなくなるような、日常のわずかな心の動きを全てすくい上げるような、そんな作品です。
<br />ある1日を描いた第1部と、その10年後の1日を描いた第3部、そしてその間の時の流れを早回しの映像のように描写する第2部、という構成になっていますが、とくに第2部の美しさは際立っているように思います。
<br />おそらく、本作は翻訳のよしあしによって相当読者に与える印象も変わるものだと思うのですが、本書の翻訳は充分面白さを伝えることができているように思います。
<br />実質、個々人の動きを詳細におっているのはわずか二日間でしかないのですが、生きると言うことの本質について、ある部分を完全に描ききっているように感じました。
<br />私の拙い文章では面白さを伝えることは困難なのですが、感性の合う人には一生読み返し続けるような作品になると思います。
<br />
<br />「サルガッソーの広い海」は、奴隷解放後の、西インド諸島の旧奴隷所有者の娘、孫を描いた作品です。
<br />白人と黒人の混血であり、奴隷解放前には裕福な暮らしをしていた彼女たちは、現地の黒人からは憎まれながらも、故郷は熱帯の森の中にしかなく、帰属のあいまいさに苦しみます。
<br />そして、白人の夫からも愛されることなく、強烈な感情をもてあましたまま精神異常者として扱われ、ついには自らを崩壊させてしまう結果を迎えます。
<br />こちらは「灯台へ」と違った意味において、女性の感情の強さが印象の残る作品です。
<br />
<br />どちらも、読む人を選ぶかもしれませんが、一度は試してみる価値のある作品だと思います。
<br />とくに「灯台へ」のほうは、できるだけゆっくりと読むことをお薦めします。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4309709532" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-15T21:52:49+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-169.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-169.html</link>
		<title>コンパクトシティの計画とデザイン</title>
		<description>ジュンク堂大阪本店にて購入。
「地方圏の産業振興と中山間地域」と一緒に購入した本です。

私は基本的に都会ぐらししかしたことがないのですが、一ヶ月だけ研修で地方の工場にて働いたことがあります。
</description>
		<content:encoded><![CDATA[ ジュンク堂大阪本店にて購入。
<br />「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-167.html" target="_blank">地方圏の産業振興と中山間地域</a>」と一緒に購入した本です。
<br />
<br />私は基本的に都会ぐらししかしたことがないのですが、一ヶ月だけ研修で地方の工場にて働いたことがあります。
<br />最寄の駅まで徒歩で約1時間半くらいですが、途中の道には歩道がなく歩くのはそれなりに危険でした。
<br />また、最も近いスーパーまでは徒歩で45分程度で、簡単な日用品程度ならここで揃います。
<br />服などを買おうと思うともっと大きなショッピングセンターまで行く必要がありますが、自転車でも片道数時間かかり、こちらも車道しか通っていないのでかなり危険でした。
<br />産まれて初めてこういう環境で暮らしたのですが、何よりもストレスがたまったのが「街歩きができない」ことです。
<br />例え誰かの車に便乗させてもらってショッピングセンターまでいったとしても、建物の中を歩くのみでして、いろんな街の景色を楽しむことができません。
<br />田舎暮らしをしている方にとってはそんなことは当たり前であり、街歩き自体が必須の娯楽ではないのかもしれませんが…。
<br />
<br />かつて日本全体で人口が増加していた時代には、都市は徐々に膨張し、地価の安い郊外へと低密な住宅地が広がりました。
<br />車の普及に伴い、多少遠くとも大きな郊外型ショッピングセンターに人が集まるようになり、鉄道利用者は減少して中心街は衰退していきます。
<br />その上、最近は人口が減少傾向にあるわけですが、それでも都市の面積は縮小することなく、住宅地の低密度化がさらに進むことになり、ますます地方都市の「街」としての機能が失われる結果となりました。
<br />本書で提唱されている「コンパクトシティ」とは、市街地を鉄道を中心とした公共交通機関の近くに再集中させることにより、自動車交通に過度に依存した都市形成からの政策・計画転換を行うことを言います。
<br />人口が密集することにより、車の燃料コストを低減し、なおかつ公共施設の効率的な運用により自治体の負担を軽減しよう、という考えなのですが、これは車の運転ができないために地方で取り残される弱者、高齢者への対策でもあります。
<br />
<br />ただ、コンパクトシティ化を進めるにあたっては、強力な住宅開発規制が必要で、土地の自由利用になじんだ日本では相当抵抗があるように思います。
<br />また、山間部のいわゆる「限界集落」など、小さな村に対してどういった対処をするかなど、検討するべき課題も多いように思います。
<br />なによりも大きな懸念は、これほど自動車産業に依存した経済体系を持つ日本が、本当にコンパクトシティを目指した政策を進められるのか？というところです。
<br />自動車業界ときわめて親密な自民党と、自動車社会の申し子ともいうべきイオングループ創業者家族が幹事長を務める民主党…。
<br />自動車産業は毒饅頭のようなもので、経済成長には大きな寄与が期待できるのですが、あまりにも広い分野にまで波及効果を及ぼすために、過度な影響力を持ってしまうことが多いのです。
<br />ヨーロッパではコンパクトシティ化が進んでいるのに、アメリカと日本では低調だというのも、納得できるように思います。
<br />
<br />本書で述べられていることは、課題が多いもののうなずける内容が多く、とても興味深く読むことができました。
<br />かつて読んだ「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-52.html" target="_blank">シュリンキング・ニッポン</a>」のなる考え方なので、本書のほうを先に読むべきだったかもしれません。
<br />地方都市再生に興味がある方は、必読だと思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4761531606" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-12T22:52:32+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-168.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-168.html</link>
		<title>草迷宮</title>
		<description>ジュンク堂大阪本店で購入。
泉鏡花は「高野聖</description>
		<content:encoded><![CDATA[ ジュンク堂大阪本店で購入。
<br />泉鏡花は「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408752034X?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408752034X">高野聖</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=408752034X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」くらいしか読んだことがないように思います。
<br />理屈っぽい私にはあまりあわなかったような気がしますが、もう何年も前のことなので記憶も定かではありません。
<br />
<br />本書は、記憶の片隅に残る母親の手まり歌を求めて放浪の末、あやかしの住む屋敷にたどり着いた青年と、修行の身の若い僧が中心の物語です。
<br />屋敷でともに一夜を明かすのですが、そこで現実とも幻ともつかない光景が次々に繰り広げられるさまは、壮観でもあり幻想的でもあります。
<br />全編にわたって登場人物の方言を交えた言葉が散りばめられますが、そのために因習的でこの世ならぬものが身近に存在する世界を感じさせられます。
<br />ただ、現代に住む我々にとっては、なかなか「解読」に苦労する言葉もちらほらあるのですが…。
<br />
<br />読みながら、白黒映画にしたら美しそうな話だな…と思っていたのですが、まさに寺山修二がすでに映画化していたのですね(<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000091LEP?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000091LEP">amazonページ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=B000091LEP" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)。
<br />こちらはカラーのようですが…。
<br />あまり深い読み込みを行うよりも、流れに身を任せて世界観に浸るような読み方をするべき作品なのかもしれません。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4003102746" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-08T20:33:33+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-167.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-167.html</link>
		<title>地方圏の産業振興と中山間地域―希望の島根モデル・総合研究</title>
		<description>ジュンク堂の大阪本店で購入しました。
地方自治や振興、街づくり、あとは都市の過密問題などの本も、定期的に購入してしまう傾向にあるようです。
価格が思ったよりも高く、レジで顔が少し青ざめましたが…。

日本の主要な企業は、そのほとんどが本社を東京に持つのに対して、アメリカやドイツなどでは本社所在地が、全土にかなりばらついて分布しているようです。</description>
		<content:encoded><![CDATA[ ジュンク堂の大阪本店で購入しました。
<br />地方自治や振興、街づくり、あとは都市の過密問題などの本も、定期的に購入してしまう傾向にあるようです。
<br />価格が思ったよりも高く、レジで顔が少し青ざめましたが…。
<br />
<br />日本の主要な企業は、そのほとんどが本社を東京に持つのに対して、アメリカやドイツなどでは本社所在地が、全土にかなりばらついて分布しているようです。
<br />メキシコやフランス、タイなどは、日本と同様に首都一極集中が進んでいるようですが…。
<br />この違いがなぜ発生したのかについて、あまりまとまった文章を見たことがありません。
<br />首都圏の通勤ラッシュや、住宅問題などをみてみるに、個人的にはもう少し分散させたほうがよいように思います。
<br />まずは政府機関をもう少し分散させる必要があるように感じるのですが、やはり業務の効率性を保つためには難しいのでしょうか？
<br />
<br />本書の主題名は「地方圏の産業振興と中山間地域」ですが、実際はサブタイトルの「希望の島根モデル・総合研究」のほうが内容を適格に表しています。
<br />島根県の産業について分析を加えて、自治体の産業振興策、個人による起業の取り組みなどを紹介しています。
<br />「希望の島根モデル」とのことですが、これを「希望」というのはやはりどうしても「希望的観測」に過ぎるような気がしてしまいました。
<br />採算が取れているいても、本書でいくつか紹介されているような社員数人の企業では、雇用創出効果はあまりにも低いですね…。
<br />また、題名には「中山間地域」とありますが、実際に扱われている例は米子、安来、出雲などの東部都市地域が多く、逆に山間部の振興策については難しさを感じさせられました。
<br />それでも、様々な取り組みを見ることができ、NHKのビジネス特集を見るような楽しさを味わわせてくれる本だと思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4794807481" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-07T22:15:19+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-166.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-166.html</link>
		<title>世界の果てのビートルズ</title>
		<description>ジュンク堂大阪本店にて購入。
新潮クレストブックはこれまで数冊しか読んだことがないですが、本当にはずれがありません。
どうやってこれほど上手に、翻訳するべき本を選択できるのか不思議に思います。
白水Uブックスも面白いのですが、まれにおおはずれに遭遇することもあり…。

本書は、著者の故郷であるスウェーデンのパヤラ村を舞台にした、</description>
		<content:encoded><![CDATA[ ジュンク堂大阪本店にて購入。
<br />新潮クレストブックはこれまで数冊しか読んだことがないですが、本当にはずれがありません。
<br />どうやってこれほど上手に、翻訳するべき本を選択できるのか不思議に思います。
<br />白水Uブックスも面白いのですが、まれにおおはずれに遭遇することもあり…。
<br />
<br />本書は、著者の故郷であるスウェーデンのパヤラ村を舞台にした、子供たちの成長の物語です。
<br />パヤラ村はフィンランドとの国境に程近くに位置します。
<br />スウェーデンといえば、ストックホルムに代表されるような洗練された文化やデザインのイメージがありますが、パヤラ村は中世のバイキングを思いこさせるようなマッチョで田舎くさい土地として描写されています。
<br />前後不覚になり醜態をさらすまで続く密造酒の飲み比べ大会、結婚式でのお互いの血筋同士の意地をかけたサウナ風呂我慢比べなど…。
<br />また、あまりに田舎であるために、都会の文化はほとんど入ってこず、ラジオを聞くにも一苦労ですし、当時世界中で流行していたビートルズなどもほとんどの村人には無縁のものです。
<br />その中で、子供たちは見よう見真似でバンドを初め、パヤラ村以外の世界を夢見るようになります。
<br />
<br />本書では、陰湿ないじめや家庭内暴力、遺産をめぐる争い、家庭同士の長年にわたるいさかいなど、田舎にありがちな暗い出来事も多く扱われます。
<br />しかし、その全てに対してユーモラスな表現がなされており、それほどの深刻さは感じさせません。
<br />描かれるエピソードはどれも面白く、楽しく読める本だと思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4105900528" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-05T22:55:09+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-165.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-165.html</link>
		<title>ヌエバ・エスパニャ報告書・ユカタン事物記</title>
		<description>大阪駅前第3ビル地下の古本屋さんにて購入。
以前、同シリーズの「エチオピア王国誌」を購入した店なのですが、奇しくも価格も全く同じ800円でした。

16世紀の中南米は、「</description>
		<content:encoded><![CDATA[ 大阪駅前第3ビル地下の古本屋さんにて購入。
<br />以前、同シリーズの「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-86.html" target="_blank">エチオピア王国誌</a>」を購入した店なのですが、奇しくも価格も全く同じ800円でした。
<br />
<br />16世紀の中南米は、「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4003342712?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4003342712">インディアスの破壊についての簡潔な報告</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=4003342712" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」でもよく知られているように、スペインから流入したならず者に近い「探検家」たちにより恐ろしい蹂躙が行われていました。
<br />「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-116.html" target="_blank">自爆する若者たち</a>」でも述べられていたことですが、本国での自らの行く末に限界を感じた者たちが、大量に新大陸に流入して、思う存分その暴力性を発揮してしまったのでしょう。
<br />一般的にイメージされているほど、侵略は順調に進んだわけではなく、一進一退の攻防を繰り返しつつも、徐々に中南米の王国は征服されていったようですが…。
<br />
<br />原住民にとってさらに痛手となったのは、未知の病が流行したことです。
<br />先史時代に北東アジアからアジア系の人々が流入してインディオとなったわけですが、移住の際に極地において病原菌を媒介する虫が死滅したために、もともと新大陸には旧大陸に存在する病気の多くが存在しなかったようです。
<br />そのため、天然痘や梅毒により彼らの人口はもともとの数分の一にまで減少してしまい、スペイン人に対する抵抗力をさらに失ってしまいました。
<br />
<br />本書に収められている「ヌエバ・エスパニョラ報告書」、「ユカタン事物記」は、どちらもまさに、インディオの人口が激減しつつある16世紀中盤に書かれたものです。
<br />「ヌエバ・エスパニョラ報告書」は、当地のスペイン人の横暴とインディオの窮状について告発を行うために書かれたものであるのに対し、「ユカタン事物記」は当地の習慣、風俗、自然、暦などについて比較的客観的な立場で記録したものです。
<br />両方とも翻訳はとても読みやすく、注も充実しており、専門家でなくとも理解は容易だと思います。
<br />「補注」と題して、マヤ文明の征服の歴史やマヤ暦などについての詳細な解説もあり、興味のある方には強くお薦めできる本だと思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=B000J7MSZO" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-11-01T19:46:45+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-164.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-164.html</link>
		<title>コトバ・言葉・ことば―文字と日本語を考える</title>
		<description>紀伊国屋書店梅田本店にて購入。
タイトルを一目見ての衝動買いです。

周囲の人を見ていると、頭が良くて理解力の高い人ほど、言葉足らずな傾向にあるような気がします。
そういった人は、最小限の説明で全てを理解できるために、ほかの人に物を伝えようとするときには、もっと分かりやすくするための工夫が必要だということが、感覚的につかめないのかもしれません</description>
		<content:encoded><![CDATA[ 紀伊国屋書店梅田本店にて購入。
<br />タイトルを一目見ての衝動買いです。
<br />
<br />周囲の人を見ていると、頭が良くて理解力の高い人ほど、言葉足らずな傾向にあるような気がします。
<br />そういった人は、最小限の説明で全てを理解できるために、ほかの人に物を伝えようとするときには、もっと分かりやすくするための工夫が必要だということが、感覚的につかめないのかもしれません。
<br />頭が良すぎて、常人の気持ちが分からない、という状況ですね…。
<br />しかも、なぜ自分の言葉が伝わらないのかが理解できず、周囲に対して不満を持ってしまい、ますます孤立するなんてことも、数例見てきました。
<br />言葉は伝わって当然と考える人の言葉は伝わらず、言葉は伝わらないものと思っている人の言葉は伝わりやすい…なかなか難しいものです。
<br />
<br />本書の著者は、フランスへの留学の後、オートボルタ(現ブルキナファソ)に存在したモシ王国でのフィールドワークを行った文化人類学者です。
<br />述べられている内容にもこの経験が強く反映しており、随所で日本語、フランス語、モシ語を比較して、考察されています。
<br />ただ、私個人には、その内容はどれもこれも時代遅れの感情論としか思えず、同意できるものはほとんどありませんでした。
<br />古代の日本語において音節が十分に発達しないまま漢字を導入したせいで、同音異義語が異常に増えるなど、成熟が妨げられたとか…。
<br />文字の氾濫する社会においては言葉が画一化され、無文字社会の持っていた活きた伝達が失われつつあるとか…。
<br />著者が、モシ王国の言葉や習慣のことを気に入っているのは分かるのですが、あまりにも浮世離れした議論が多すぎて、読んでいて疲れてしまいました。
<br />
<br />言葉は単なる芸術作品ではなく、基本的には物事を伝えることがその第一の目的になります。
<br />(独り言や、頭の中の整理など、ほかにも色々あるのでしょうが…。)
<br />そして、現代社会においては、政治や科学について議論できるほどの語彙と文法を備えた言語を最低一つは習得していないと、文明の力に押しつぶされてしまうことになるでしょう。
<br />もちろん、識字は最低限の必要条件です。
<br />たとえ、古きよき時代を好みその存続を願ったとしても、文明の側から攻めこまれてはひとたまりもありません。
<br />実際、アフリカなどの多言語国家においてヘゲモニーを担う言語を使いこなせないために、不安定な暮らしを強要されている現地の人たちについては、よく述べられているものです。
<br />(例えば「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-155.html" target="_blank">アフリカのことばと社会―多言語状況を生きるということ</a>」など)
<br />著者がオートボルタに滞在したときには、まだのんびりした時代だったのか、それとも単にそういったことに目を向けていなかっただけなのか…。
<br />
<br />しかも、「○○についてはほかで述べたことがあるので、ここでは扱わない」といった文章が現れ、結局のところ全貌が理解できない、ということがしばしばあります。
<br />著者のほかの本を多く読んで、すでにその考えを理解した人に向けた本だということでしょう。
<br />ファン以外には、とてもお薦めできる本ではないと思います。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4791761138" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★</dc:subject>
		<dc:date>2009-10-31T21:27:10+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-163.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-163.html</link>
		<title>自然と文化そしてことば〈4〉 インド洋海域世界 人とモノの移動</title>
		<description>ジュンク堂大阪本店にて購入しました。
かつて読んだ「アフリカのことばと社会」にて参考文献として紹介されており興味を持ったのですが、店頭ではいくら探しても見つかりません。
店員さんを呼んで聞いたところ、大型本に挟まっ</description>
		<content:encoded><![CDATA[ ジュンク堂大阪本店にて購入しました。
<br />かつて読んだ「<a href="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-155.html" target="_blank">アフリカのことばと社会</a>」にて参考文献として紹介されており興味を持ったのですが、店頭ではいくら探しても見つかりません。
<br />店員さんを呼んで聞いたところ、大型本に挟まった状態で陳列されていたのを見つけてくれました。
<br />150×250なんていう変則サイズだったので、見つけ損なっていたのです。
<br />「自然と文化そしてことば」シリーズのほかの本は、もはや本屋さんにも在庫していなかったのですが、確かにこの大きさだと購入をためらう人も多いように思います。
<br />
<br />かつて、スルタンのサイイド・サイードがザンジバルへ遷都した時代のオマーン王国について書いた本を探したことがあったのですが、本屋さんではほとんど見つかりませんでした。
<br />アラビア半島についての本がほとんどなく、もしあったとしてもドバイとかサウジアラビアなどのオイルマネーについて書いた本ばかりでして…。
<br />今回本書を読んでいてやっとわかったのですが、日本でこの分野についてまとまった著書があるのは、家島彦一さんくらいしかいなかったのですね。
<br />そういえば、昔読んだ「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4000265717?ie=UTF8&tag=mietzsche-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4000265717">海のアジア</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=mietzsche-22&l=as2&o=9&a=4000265717" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」シリーズでも、家島さんが編集委員を務めていて、インドネシアからザンジバルまでつながる海のネットワークについて書いていたように記憶しています。
<br />しばらくは、家島さんの本を少しずつ追いかけて読んでみることにしようと思います。
<br />
<br />本書では、家島さんの弟子たちと思われる方々により、主に17世紀以降のインド洋沿岸世界のつながりについて述べられています。
<br />かつては、南イエメンが半鎖国状態だったり、統合後も内戦が起きたりして入国が困難だったのが、現在では比較的容易に渡航できるようになりました。
<br />そのためか、ハドラマウト地方とそこを出身とするインド、アフリカ移民についての記述が充実しています。
<br />一方でソマリアが内戦により入国が事実上不可能なため、モガディシオやキスマイヨについては、ほとんど触れられておりません。
<br />研究者にとっても、時期のめぐり合わせを待つしかないことも多そうですね…。
<br />
<br />大きなサイズを活かして図版も多く、楽しく読むことができました。
<br />タイトルにある「ことば」についてはあまり多くは触れられていませんが、価格も安く、インド洋沿岸諸国に興味のある方にはお薦めです。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4862090222" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-10-25T20:23:43+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
	</item>
		<item rdf:about="http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-162.html">
		<link>http://mietzsche.dtiblog.com/blog-entry-162.html</link>
		<title>観光と文化―旅の民族誌</title>
		<description>ジュンク堂大阪本店にて購入。
タイトルと、収録されている写真図版をいくつか見て購入したのですが、後からよくよく考えると分量に対しては高価な本ですね…。

観光地に行って、ここは人気が出そうだというのは素人目でもなんとなく分かることもあります。
それでも、実際どういったアトラクションが人をひきつけるのかについては、少なくとも私は定式化されたもの</description>
		<content:encoded><![CDATA[ ジュンク堂大阪本店にて購入。
<br />タイトルと、収録されている写真図版をいくつか見て購入したのですが、後からよくよく考えると分量に対しては高価な本ですね…。
<br />
<br />観光地に行って、ここは人気が出そうだというのは素人目でもなんとなく分かることもあります。
<br />それでも、実際どういったアトラクションが人をひきつけるのかについては、少なくとも私は定式化されたものを見たことがありませんし、理解できているともいえません。
<br />繁盛するために決まったやり方がないという点では、外食産業や小売業などでも同様なのでしょう。
<br />しかし、一般的に観光地を新たに作ろうとする際には、投資の必要額が大きくなりがちなので、流行に左右されにくいものを作らなければならない、という難しさがあるように思います。
<br />観光産業で長年働いているのプロの方には、それぞれまとまった考えがあるのかもしれませんが…。
<br />
<br />本書では、過去の歴史的な事柄を、現在生きる人がどのようにデフォルメした形で受けてとめているか、ということについて述べられています。
<br />例えば、紀元1世紀にユダヤ民族がローマ帝国に対して起こした反乱が挙げられます。
<br />反乱軍はマサダの要塞にたてこもり、敗北を覚悟した彼らは、最終的には一人を残して全員、要塞内で自殺したと言われています。
<br />これは、一部のユダヤ人にとっては英雄的なできごととして認識されており、イスラエル国家成立につながる象徴ととらえる人もいるようです。
<br />しかしながら、この反乱は暴徒たちによる無謀な騒乱という見方も可能ですし、英雄的な自殺についての証拠は全く残されていません。
<br />むしろ、当時のエルサレムに住む多くのアラブ人たちにとっては、ローマ帝国軍こそが解放軍だった、という見方も可能でしょう。
<br />それでも、マサダを訪れる多くのユダヤ人にとっては、乾いた土地にそびえる要塞跡は聖地となっており、旅行会社のパンフレットにも彼らの民族的感情を刺激するような文面が並びます。
<br />「真の歴史」などというものは存在しないのは当然ですが、誰が正しい歴史を語る権利を持つのか？ということについて、立場の違いによる競合が発生する、なんてこともあるようです。
<br />
<br />本書は「観光と文化」というタイトルではありますが、もっぱら過去とつながりを持った観光地ばかりが扱われておりまして、単なるリゾート地や遊園地などは扱われません。
<br />その上、観光地を題材とはしていますが、実際は、国家や民族のルーツ、および歴史の受容という相当限定されたことがらが主題なので、かなりミスリーディングなタイトルだと思います。
<br />邦訳をつける際にはもう少し工夫して欲しいと思うのですが、原題も「Culture on Tour」なので、こちらも似たり寄ったりですね。
<br />また、翻訳では全ての固有名詞を英語表記としているので、読みにくい場所も多々ありました。
<br />「Goliathと戦うDavid」なんて文章が出てきても、ゴリアテとダビデが即座に思いつく人は少数派だと思います。
<br />内容自体はそれなりに納得いくものですが、価格とタイトル、翻訳などが大きなマイナス要素だと感じました。
<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=mietzsche-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=4762016942" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a href="http://book.blogmura.com/bookreview/"><img src="http://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ" /></a> ]]></content:encoded>
		<dc:subject>★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-10-25T00:30:55+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
		<dc:publisher>DTI-BLOG</dc:publisher>
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		<title>アルトゥーロの島 / モンテ・フェルモの丘の家</title>
		<description>amazonにて購入。
順番に読み進めている世界文学全集ですが、これで第I集は終了です。

「アルトゥーロの島」は、父親に対して異常なほどの憧れを持った少年が、思春期を終える過程を描いたものです。
彼に対して特に強い影響を与えるのは、父親の再婚相手である女性でして、少年より2歳年上であるに過ぎません。
異性と全く触れ合うことなく</description>
		<content:encoded><![CDATA[ amazonにて購入。
<br />順番に読み進めている世界文学全集ですが、これで第I集は終了です。
<br />
<br />「アルトゥーロの島」は、父親に対して異常なほどの憧れを持った少年が、思春期を終える過程を描いたものです。
<br />彼に対して特に強い影響を与えるのは、父親の再婚相手である女性でして、少年より2歳年上であるに過ぎません。
<br />異性と全く触れ合うことなく生きてきた少年は、彼女と触れ合うことにより初めて女性を身近に感じ、大きく動揺しながらも少年期を終えようとします。
<br />文章も読みやすく面白い小説だと思うのですが、子供が天敵といってもいいほど苦手な私にとっては、読んでいてつらい部分も多々ありました。
<br />主人公の少年は、身勝手さ、理不尽さ、無知、自分の身の程に対する無頓着さなど、私が嫌いな子供の特徴を全て備えていて、物語の終わりでもそれは消え去ることはありません。
<br />物語とともに少年期が終わった、という解釈なのでしょうが、まだまだ理由のない反抗期が続いているように思えました。
<br />恐らく、私自身に問題があるために充分楽しめなかっただけのように思いますが…。
<br />
<br />「モンテ・フェルモの丘の家」は、50代の男性と、かつて男女関係にあった30代の女性とを軸に、様々な人物が絡み合う物語です。
<br />女性とその今の夫の住み家をたまり場にして、登場人物たちはまるで家族のような絆を持っていますが、物語中の2年半でそれらは次々と崩壊してしまいます。
<br />かつてはみんなが好きに生きていてもばらばらになることはなかったのに、あっという間に全てが変わってしまい、過去を懐かしむ以外に何もできなります。
<br />時の流れの残酷さと、人同士の関係はいつまでも同じではいられないということを感じさせられる小説です。
<br />物語が中だるみしそうになるたびに大きな事件が起こり、エンターテインメントとしても相当考えられているように思いました。
<br />こちらも、登場人物の自由奔放さと、先への見通しの甘さが、私にとってはやや苦痛に感じられましたが…。
<br />
<br />主人公である男性は、一方は10代中盤、一方は50代といった違いはありますが、どちらも人とのコミュニケーションに問題を抱えている点では共通しています。
<br />特に、親子関係の歪みは甚だしく、たとえ親子が二度と会うことがなくなったとしても、その後の彼らの人生を通じて影響が残ることでしょう。
<br />読後感はあまりよくない作品ですが、人によってはそれなりに共感できる本だと思います。
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		<dc:subject>★★★★</dc:subject>
		<dc:date>2009-10-18T21:53:28+09:00</dc:date>
		<dc:creator>mietzsche</dc:creator>
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