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月と六ペンス

  1. 2013/01/12(土) 22:00:52|
  2. ★★★★|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:0
初めて本書を読んだのは学生時代でした。
そして、働き始めてからも一度読んだことがあります。
このブログに記録が残っていないということは、5年以上前のことでしょう。
当時はそれほど面白いと思った記憶はありませんでしたが…。

本書の主人公ストリックランドは証券仲介所で働く平凡な人物でしたが、突然妻と子と職を捨てて絵描きへの道を選びます。
絵を描きたいという欲望のみに忠実で傍若無人に振舞うストリックランドを通じて、芸術に魅入られたものの一途さを描こうとしているのかもしれません。
一応、ゴーギャンがモデルのようですが、ゴーギャンとストリックランドとは相違点も多く、著者による創作の割合が相当高いようです。

ストルーブなる人物が瀕死の状態にあるストリックランドを自宅に引き取って妻とともに看病した結果、ストリックランドに妻を奪われるという箇所があります。
前回読んだときにはすごいあらすじだと思ったのですが、今になって思えば「プラッサンの征服」とか「軽蔑」と全く同じ筋ですね。
「プラッサンの征服」のほうが本書よりも先に作られたものなので、当時としても新鮮味がなかったのかもしれません。
他者から超越したストリックランドを描く本書ですが、既存の作品との類似により芸術性を犠牲にしたうえで、世間受けを相当意識した作品のように感じました。

文章自体は平易でストーリーも一本道、かつ登場人物も少ないのでかなり読みやすい部類だと思います。
ベストセラーになったのもうなずける内容でした。

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