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サートリス

  1. 2013/07/15(月) 21:01:08|
  2. ★★★★|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
先日読んだ「パスカル博士」の解説では、ゾラのルーゴン・マッカール叢書がフォークナーにも影響を与えたであろう、というようなことを書いてありました。
当時は遺伝学がブームになっていて、親族間の気質の類似性などが盛んに言われていたようです。

本書は、アメリカ南部貴族であるサートリス家の男たちが、南北戦争と第一次大戦という二つの戦争により絶望感と虚無感のうちに身を滅ぼすさまが描かれます。
主人公のベイヤード・サートリスは、第一次大戦で双子の兄であるジョン・サートリスが撃墜される場面を目の当たりにします。
戦後、故郷に帰ったベイヤードですが、猛スピードで車を暴走させたり、暴れ馬に無理に乗ろうとしたり、自らの命を軽んじるような行為を繰り返します。
ついには、怪しげな改造飛行機に乗った末に、飛行機が空中で解体して亡くなります。

サートリスの父ジョンも戦争で亡くなり、その祖父のジョンは南北戦争で英雄となりますが、ついには地域のトラブルに自ら巻き込まれる形で殺されます。
サートリス家の男性はことごとく戦死したり、そうでないものは戦争で心を失い、無謀な危険を冒した末に亡くなります。
しかし、これはゾラの書くような遺伝的な要素を言うのではなく、むしろ呪いとか因縁というような科学を超越したものを感じさせられました。
アメリカ南部田舎の閉塞感も感じられ、重苦しい物語でした。

実は私は10年ほど前に本書を読んだことがあるのですが、内容がいまいち理解できませんでした。
理由は、登場人物を見分けることができなかったからです。
ジョン・サートリスとベイヤード・サートリスという人物が3人ずつ登場します。
ベイヤードの息子がジョンで、ジョンの息子がジョンとベイヤード。
巻末に家系図が挟まっているので、これを参考にどのベイヤードについての話なのか、どのジョンについての話なのかを常に考える必要があります。
かなり難易度の高い物語だと思います。

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